月別アーカイブ: 2009年2月

桜がみごろ

小笠原の桜は今が見ごろです。 内地で花見の対象となる桜とは少し種類が違い、小笠原で桜といえば「寒緋桜」のことになります。 「寒緋桜」は比較的長い間花をつけているので、慌てて見に行くことはありません。なんとなく咲いてそうな季節になったら見に行ってみる感じです。 はらはらと舞う桜吹雪は見られないものの、花ぶりの美しさは充分見ごたえがあります。 P1020201.JPG P1020202.JPG 母島の様子

文化サークルフェスティバル

野球・サッカー大会などスポーツの冬はまだまだ続きますが、文化活動も負けてはいません! 父島・母島の文化系のサークルが集い、地域福祉センター多目的ホールで「文化サークルフェスティバル2009」が開催されました。 フェスティバルのプログラムは下記のとおりです。  1.ふれあい・体験タイム(おはなし会:工作、七宝焼:体験)ホール外にて実施  2.おはなし会  3.琴友会  4.ぼにん囃子  5.父島・コールやしの実  6.スイング・ブロー  7.八星流太鼓  8.ボニン・スティール・オーケストラ  9.父島・母島 手話サークル  10.母島音楽サークル・父島コールやしの実  11.小笠原太鼓同好会(母島)  12.南洋踊り保存会(父島・母島) サークル活動の内容が多彩で、来場者も小さな子供からお年寄りまで楽しめました。 イベント終了後は父島母島島民入りまじっての交流会となりました。最後は手話混じりで「故郷」の歌を合唱してしめとなりました。 小さい村ですが、このような形で父・母島を含め島民同士の活動はとても盛んです。 DSCF0842.JPG DSCF0845.JPG DSCF0868.JPG DSCF0883.JPG 母島の様子

イソフジ

大村海岸とお祭広場との間にある垣根に沿って、たくさんのイソフジが生えています。 イソフジは海流に種子が運ばれて漂着繁殖する広域分布種で、国内では小笠原諸島のほか沖縄県や鹿児島県でも見られます。近年国内では自生地が少なくなってきており、レッドデータブックの絶滅危惧II類にも載せられているそうです。 秋口には黄色い花をつけていました。今は実のなる時期のようで、たくさんのマメのふさふさがぶら下がっていました。 地味ながらも小笠原の海岸線によくマッチする、やさしげなイメージの植物だと思います。 P1050288.JPG P1050289.JPG 母島の様子

アホウドリ繁殖地復活へ

絶滅危惧種に指定されているアホウドリの繁殖地を増やすため、昨年に続き伊豆諸島鳥島から小笠原諸島聟島へアホウドリのヒナ15羽の移住が行われました。 現在アホウドリの国内繁殖地は鳥島と尖閣諸島のみで、しかも鳥島は噴火の恐れがあるため一度に繁殖地が失われてしまうことが懸念されてきました。 聟島はかつて繁殖地だったことからも移住適地と考えられており、事前に入念な調査が行われた上での引越し実現となりました。昨年は同事業で10羽が移住し、その全てが巣立ちに成功しました。 アホウドリのヒナは巣立ち完了まで、山科鳥類研究所の研究員によって飼育されます。少しでも違和感を感じさせないよう、デコイや鳴き声を流すスピーカーが設置されました。 まずは新しい環境に慣れさせることからスタートです。この事業に関して新しい情報があったらまたお知らせしたいと思います。 4-IMG_0702.jpg P1050496.JPG 聟島に放たれたヒナ鳥              新繁殖地(点在している白い鳥影はデコイです) 8-IMG_0758.jpg P1050514.JPG たまたま飛来してきたアホウドリ成鳥      こちらはクロアシアホウドリ 母島の様子

南島の入島制限 解除されました。

南島では、昨年11月から植生回復のための入島制限を行ってきましたが、昨日から入島制限が解除されました。 この「入島制限期間」は歩道周辺の植生回復を図るもので、3ヶ月間ほど土壌を休ませることで、自然の治癒力が働きます。 かつては利用者による踏圧で土壌が裸地化し、赤土が流れ出すほどに傷んでしまいましたが、近年は各種の取り組みの成果があらわれ、ずいぶんコンディションが良くなってきました。 国の天然記念物にも指定されている南島の景観を守るため、保護と利用のバランスをとることはとても大切なことなのです。 minami4.JPG 母島の様子

大神山神社豆まき

今日2月3日は節分です。大神山神社では恒例となっている、節分豆まきが行われました。 豆まきは丑年生まれの年男・年女が行います。神社の境内から小袋に入った豆をばら撒きました。最初は子供達(12歳)、次は大人(24~36歳)、最後はシニア(というにはちょっと早い?48歳~)の3部構成です。後になるほどばら撒き方が豪華になっていくような気がしました。 節分は日本中で行われている伝統行事ですが、ここ小笠原でも例外ではありません。毎年たくさんの村民が福豆を受けとるために神社を訪れ、賑わいます。しかし私は一つもキャッチできませんでした・・・。 P1020179.JPG P1020189.JPG 母島の様子

救難ヘリコプター訓練

海上自衛隊ヘリコプターによる救難訓練は、父島では見慣れた風景となりました。 硫黄島では静水面の確保が困難なことから、父島の二見湾で実施することが多いようです。 訓練では、海面上にヘリをホバリングさせ、隊員がロープで降下する作業を繰り返していました。海難事故では、想定されるシチュエーションです。 このような訓練は、いざという時の救助率向上につながるものとして、島民にとっては心強い風景に思えます。 P1050283.jpg 母島の様子

今日も寒くなりました。

小笠原はスポーツの冬。今日も島内では、野球・サッカーの試合が多数組まれています。 午前中、野球の試合で審判としてグランドに行ったのですが、風が寒い!昨夜から台風のような強い風が間欠的に吹いていて、しかも北からの風でした。 スポーツをしている時には、この季節は最高のコンディションなのですが、じっとしてる観戦者や審判には、ちょっとつらいシーズンですね。 天気が良かったのがせめてもの救い。ひなたにいれば結構温かいです。ただし野球はナイターの試合まであるので、ウォームアップは欠かせないですね。 母島の様子