奥州気仙郡小友浦船「中吉丸」は、常州の那珂湊に向かう途中、風難に逢い漂流し、1840年(天保11年)に父島に漂着しました。乗組員は欧米系島民に助けられ約2ヶ月滞在したのち、無事銚子湊に帰帆しました。
この歴史的に大変貴重で奇跡的な漂着劇について、記録されていた文献をもとに昨年度より交流をさせていただき、特別展も行われております。
http://blog.vill.ogasawara.tokyo.jp/2010/10/post-350.html
http://blog.vill.ogasawara.tokyo.jp/2010/11/170.html
この度、生還した乗組員の子孫の方々にご来島いただけることとなり、特別講演会が11月29日(月)ビジターセンターにて開催されました。
会場には、当時の小笠原の様子に興味シンシンな村民の皆様でいっぱいだったようです。
陸前高田市の古文書解読より、170年の時を隔ててはじまった交流です。ぜひ末永く続いて欲しいです。