6月22日(月)に共同通信社より配信された、「戦時下の父島描いた絵日記を発見 駐留日本兵の日常詳しく」という記事、皆さんご覧になったでしょうか?
太平洋戦争末期の1944年3月から終戦後まで、旧日本陸軍中尉として父島に駐留された故安来利雄さんが描かれた絵日記が発見されたとのことで、記事にはそのうちの1枚の絵が掲載されています。
ちょっと他の絵もご紹介させていただきましょう。
父島に軍の船で到着した様子でしょうか。奥に見える浜と町の様子からすると、扇浦からの上陸でしょうか。
清瀬地区の様子。これはどこだろう?後ろの山の感じなどから見ると都住のあたりでしょうか?
絵日記ではこの後、戦争の激化によって父島も大きな被害を受け、また当時の皆さんが大変な苦労をされたことが伺えます。
記事中にある阪急文化財団に問い合わせをし、ご遺族の方に連絡をしていただいたところ、、「当時のことを語り継ぎ、人々の知るところになるのは意義のあること」として、絵日記の他の部分をPDFデータとして公開してもよい、ということになりました。
解説もありますので、どうぞご覧ください。
安来利雄氏絵入り記録-父島(解題入り) (すべてPDFファイルです)
安来利雄氏絵入り記録父島(解題入り)-01 6.06MB
安来利雄氏絵入り記録父島(解題入り)-02 4.13MB
安来利雄氏絵入り記録父島(解題入り)-03 3.78MB
なお、今回の情報提供の窓口になっていただいた阪急文化財団 伊井理事より、「この資料を通じて何か分かることがあれば、ぜひお教えていただければと思います」とのコメントをいただいています。
皆さんでご覧いただき、何かお気づきのことがありましたら、ぜひ情報をお寄せください。
こちらの「お問い合わせフォーム」からお送りくださいね。
先頭に「絵日記の件」と入れていただけると助かります。
※「多くの方に知っていただく」趣旨から、本資料の無償配布は差支えない、とのことですが、販売、出版など商業的利用については、まずは上記宛先までご一報ください。