台風7号

今月上旬に襲来した台風6号。沖縄や内地では影響を受けた方もたくさんいらっしゃったようですが…。

「梅雨の来る前に台風」なんて思っても見ませんでしたが、まさか10日もしないうちに今度は小笠原にも来るなんて!

こんな広い太平洋でピンポイントに直撃するこたぁないだろうと思いますが自然の力にはかないませんね…。

最接近は本日午前0時頃だったようですが、午前9時時点でも結構な風が吹いてました。
海大荒れ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

お昼過ぎには風も大分止み、青空も見えるように。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

父島は島内数か所で電線や光ケーブルの断線があったようですが、人や建物などへの大きな被害はなかったようです。一安心。

ところで。
今回の台風7号の「名前」、ご存知ですか?

2000年(平成12年)から、北西太平洋および南シナ海で発生する「台風(タイフーン)」には、日本のほか14か国が参加する「台風委員会」により名前が付けられるようになったそうです。

名前はあらかじめ参加する各国が10個ずつ候補を出しておき、全部で140個の名前を順番をつけ、、2000年の台風1号にその1番目の名前「ダムレイ(カンボジアの言葉で「象」)を付けてから、発生した順番に2番目、3番目…と順に名前を付けていくんだそうです。140個すべて使い切ったらまた1に戻るとか。

で、今回の台風7号は74番目で、「ドルフィン」なんだそうです。
だから小笠原に来たのかしら?

そして。次の台風につけられる75番目の名前は!
クジラ」だそうです。

偶然なんでしょうか。それとも日本の担当者の方、狙ったんでしょうか。

そして、この名前だと、また小笠原に来るんでしょうか…。
しかも「ドルフィン」よりも大きそうじゃないか。
そしてのんびり島の周りに滞在しそうじゃないか。

ちょっと今から心配です。

母島の様子!

うるう秒

「うるう秒」
あまり耳にしない言葉ですね。

ものすごく大雑把に言うと、7月1日の午前8時59分59秒と9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が入る、ということのようです。

「うるう秒」18年ぶりの平日実施──7月1日午前に (Yahoo!ニュース)

7月1日というとおがさわら丸の父島入港日。
午前9時というとおそらく聟島の手前くらい、というところでしょうか。

難しいことはさておき、この船でお越しのお客様は、普段よりも1秒長く小笠原旅行を楽しめる!ということですね!

なんか違うような気もしますが、そういうことにしておきましょう!
こういうのは思ったもん勝ちです。

母島の様子!



修学旅行 お見送り

昨日はおがさわら丸出港日でした。
風はちょっと強いものの良い天気。良い船出の日。

この船で、小笠原中学校の3年生は修学旅行で内地に行きます。
下級生たちがパネルを使って船上の3年生にメッセージを送っていました。

P5170063
P5170064

リーダーの子の合図に合わせて手際よくボードを表裏にひっくり返してメッセージを送る下級生。

P5170069

やっぱり中にはちょっと間違える時もあり…。

「そこ違うー!!」と3年生から笑い声でツッコミが。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ほほえましい見送りの光景でした。
見守る他の乗客の皆さんにも心なしかほのぼのとした雰囲気が。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いい思い出を作って帰ってきてね!
気をつけていってらっしゃい!

母島の様子!

鳴くようぐいす

小笠原諸島にはたくさんの鳥類が生息しており、街中でも多くの野鳥を見かけます。
街でよく見るのはメジロ、イソヒヨドリ、ムナグロと呼ばれるチドリの仲間、などですね。

ムナグロは何故かよく村役場前の横断歩道を歩いて渡っているのを見かけます。
飛べばいいのに。

あまり姿は見ませんが、声を聴くことが多いのがウグイスですね。
オガサワラハシナガウグイスという、小笠原の固有亜種だそうです。
ウグイスの鳴き声というと春、というイメージですが、年中声を聴くことができますよ。

オガサワラハシナガウグイスのさえずり(Youtube)

ん?
ウグイスの鳴き声って「ホーホケキョ」じゃなかったっけか?
なんか「ホー、ケキョ」って感じに聞こえるなぁ。

以前、島に来ていた方が「小笠原のウグイスはなんだか鳴き方が下手くそだなぁ」と言っていたことがありましたが…。

と思っていたら、昨日の朝日新聞デジタルに興味深い記事が出ていました。

ウグイスが「ホーホピッ」 競争ないとさえずり手抜き?(朝日新聞デジタル)

「縄張り争いがないと、音も低く、単純なさえずりになる」…まさしくそんな感じ。

小笠原のウグイスたちは、下手くそだった訳ではなくてダラけてた、ってことですかね。

母島の様子!

村営バス 新型車両デビュー!

先日お知らせしました村営バスの新型車両、本日デビューです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こけら落としの初便には2人のお客さまが。
ありがとうございます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そしていってらっしゃいませ~。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

お知らせしているとおり、しばらくの間は土曜日と日曜日に走ります。
どうぞご利用くださいね。

母島の様子!

GWも終わり…

楽しいときはあっという間に過ぎていきますねぇ…。

5月5日(火)は出港日、GWでお越しいただいたお客さまたちのお帰りの日です。

今年のGWは天気に恵まれていましたね~。
雨らしい雨は5/1の1日くらいでしたかね。
予報ではもっと崩れる感じでしたが、よっぽどの晴男さんor晴女さんがいらしてたんでしょうか。
とにかく皆さんラッキーでしたね!

お天気も良いので久しぶりに見送り船に乗せていただきました。
IMG_1581

お天気も良いので?青灯台から飛び込んでの見送り組も!
IMG_1577
IMG_1578
IMG_1579
IMG_1580

さすがにほぼ満席のおがさわら丸。右舷側は鈴なりのお客さまですね。
IMG_1593

見送り船も大船団です。
IMG_1590

甲板にはためく「笑」の旗。
たくさんの笑顔をお持ち帰りいただけたならうれしいですね。
IMG_1594
またのお越しをお待ちしています!

そして、GW明けの小笠原は土砂降りに…。
DSCN0731

ほんとに今年のお客さま、ラッキーでしたね!

母島の様子!

南島のGW

小笠原の観光スポットの中でも人気度トップクラスの南島。
以前、ネットで見かけた「小笠原旅行者の翌年の年賀状写真率No.1」というフレーズにものすごい勢いで納得させられました。

かつては野ヤギの食害や外来種の繁茂、入島者数の急増などの影響でかなり植生や地形が荒れてしまった時期がありましたが、適正利用のためのルール作りと遵守、東京都による植生回復事業などの地道な取り組みにより、大分回復が進んでいます。
東京都の取り組み‐南島の植生回復(小笠原支庁HP)

東京都では、GWや夏休み期間など、利用者が多い時期には、適正な利用がされているか、継続的なモニタリングを行なっています。
5月3日(日)に、そちらに同行させてもらいました。

モニタリング基地は東尾根に登るルートの途中に設営します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここからは鮫池~扇池~陰陽池の指定ルートがばっちり見えますよ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「指定ルート」は人の通る道をその部分だけに「指定」することで、周辺の植生やラピエと呼ばれる石灰岩の奇岩が踏み荒らされることを防いでいます。

よく見ると石で道が作られていますが、これは扇池周辺にあったものを人手で一つ一つ運んで作られたのだそうです。これ相当な労力ですよ。すごいなぁ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

なお、南島に上陸しての観光は、認定を受けた「東京都自然ガイド」さんが一緒でなければできません。
ガイドの皆さんは小笠原の自然の素晴らしさを伝えるだけでなく、「適正な利用のルール」にのっとり自然を守る防人でもあります。
南島利用の際は、ガイドさんのお話しするルールを良~く聞いてくださいね。

午前中はたくさんの方が南島に上陸されています。
指定ルートも大混雑。
でも、ガイドさんたちの連携で、狭い指定ルート上でも実にスムーズなすれ違い。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こうしたさまざまな地道な取り組みの積み重ねが、皆さんの心に焼きつく素晴らしい光景を守っているんだなぁ、と実感しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

南島観光については、いくつか気をつけていただきたい注意点もあります。こちらをご参考に。


母島の様子!

こどもまつり

5月3日、父島では「こどもの日」にちなみ、毎年恒例の「こどもまつり」が開催されました。
天気にも恵まれ、鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いでくれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
10:00ちょうど、村長のあいさつ、小学1年生の開催宣言で、こどもまつりのはじまり~。
11:30まで、粘土遊び、紙で鯉のぼりと兜作り、射的、輪投げ、プラ版作り、などなど…たくさんのちびっこ達が楽しく遊んでました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
小・中・高校生、地域の方々がそれぞれお店を出して、盛り上げていました。
最後は、柏餅と年齢に合わせたお土産があり、0歳~6歳までの子供たち、大満足な一日ですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


OLYMPUS DIGITAL CAMERA
島の子供たち、観光で来てる子供たち、子どもならだれでも参加オッケーなので、来年のGWはぜひ小笠原に。。
ちなみに、母島は5月2日に同じようなイベントが開催されました。

小笠原水産センター 「名前の由来展」

朝から大雨が続く父島です。

DSCN0491

ずっと好天が続いて、どちらかと言えば水不足の心配すらしていたんですが、とりあえずそちらは一息つけそうな感じです。
でもせっかくのGW、明日入る船でたくさんのお客様がいらっしゃいますので、雨は一休みしてほしいところです。

今のところ気象庁さんの週間予報では、明後日3日からまた晴れてきそうな感じなんですけどね。

こんな雨の日にぴったりな観光スポット、ありますよ!

二見港船客待合所を右に行った先にあります「小笠原水産センター」です。

東京都の水産試験施設ですが、とても村民や観光客の皆さんにもフレンドリーな施設です。
こちらの「小さな水族館」は、島の子供たちにも人気のスポット。

入るといきなりイタチザメのビッグマウスがお出迎え。
アオウミガメ逃げてー!!
DSCN0443

現在、期間限定で(4月16日から5月31日まで)、「名前の由来展」という特別展示を行っています。

DSCN0445

島の付近の海で見かけることのできる魚たち、生き物たちの名前の由来が、実物を見ながら学べる素敵な企画です。

ネタバレになりますので少しだけ。
DSCN0441 DSCN0442

事前にこちらで予習していけば、シュノーケリングやダイビングで魚たちに会ったとき、ちょっとお得な気分になれること間違いなし!
もちろん海に入る予定のない方にも、小笠原の海を身近に感じていただけるスポットとしてもおすすめです。

なお、水族館の開館時間は午前8時30分から午後4時30分まで、年中無休です。

母島の様子!

村営バス 新型車両

平成13年から長年頑張ったバス(3号車 は99)が退役となりました。お疲れさま。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして村営バスでは、排気ガスによる環境への負荷の削減と、運行コストの削減を目指すべく、新たにこれまでのバスよりも小型の新型車両を1台、導入します。

いわゆるコミューターバスと言われるサイズで、乗客定員は13人となっています。
こんな感じの車です。

DSCN0460

DSCN0459

中はこんな感じ。

DSCN0453

料金箱もちゃんとあります。ただし両替機能は付いてないので、ご両替は運転手さんに頼んでくださいね。

DSCN0456

現在はならし運転中です。「回送」の表示を出して走っています。残念ながら乗れません。

5月9日(土)から、お客様をお乗せする運行を開始します。
「なんかちっさい車キター!!」とか思うかも知れませんが、↑の車が来たらそれがバスですよ!
お間違いなく。

しばらくの間は、試験運行として土曜日、日曜日に走る予定です。

なお、このバスは定員13人と少ないので、大勢でご利用の場合は、事前に村営バス営業所までご相談ください。
出来るだけ早めに相談してもらえると助かります。

母島の様子!