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小学生が小笠原の消防を学習しました。 

5月30日に小笠原諸島西方沖を震源とした大きな地震がありました。
震源が史上最大級に深いところだったとのことで、小笠原はもちろんですが、遠く離れた関東地方も広範囲に大きな揺れになったようですね。

揺れと震源地から「すわ津波か?」と緊張しましたが、それはなくてとにかく一安心。

小笠原では大きな被害はなかったようですが、内地では停電や交通機関の遅延が出たり、怪我された方もいらっしゃるようですね…。
お見舞い申し上げます。

さて。
こうした地震や台風等の自然災害の時、はたまた火事等の時、活躍するのがわれらが「小笠原村消防団」。
実は小笠原村には消防署がないんです。
日頃は島で別のお仕事をしている人たちが、いざとなったらユニフォームを颯爽と身に着けて、現場に参上するのです。
頑張れ僕らのファイヤーマン!

という訳で、去る5月28日(木)、小笠原小学校の4年生たちが、総合学習の一環として、「地域の消防」を学ぶため、消防団の皆さんに「出前授業」をしてもらいました。
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消防車にはやはり皆興味津々。

そして放水演習。普段は間近に見ることはできませんからね。大迫力!
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実際に自分たちも体験してみましょう、ということで。もちろん消防団の皆さんがサポートしてるので安全ですよ。水の圧力のすごさ、耐火服の重さなど、実際にやってみて驚いた子が多かったようですね。
でもやっぱり一番楽しそう。
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自分たちの手で火を消そう!ということで、発煙筒を使った消火練習もしてみました。
実際に消防団で使っている「ジェットシューター」という水鉄砲の原理で水を飛ばす器具を使います。
オレンジ色の袋の中に水をためて火災現場にもっていきます。
やってみると意外に狙いどおりに水が飛ばなかったり。
笑い声と歓声が絶えない練習でした。
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授業の最後は質問タイム。
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みんな下調べもしっかりしていたようで、かなり鋭い質問が消防団員を襲います。

少し紹介すると。
「消防団には女性の人もいるんですか?」
小笠原村消防団には5人の女性団員(父島4人、母島1人)が在籍しています。これは東京都内の消防団では断トツの比率!
さらに、女性幹部が1人いますが、これは全国的にも唯一、なんだそうです。

「消防団の人たちは、活動をしているときにどういったことを心に浮かべて活動していますか?」
…深い質問をしてくるなぁ。

団長から、「まず第一には出来る限り人の命、人の財産を守ろう、という気持ち、それと同じように自分の安全を守る気持ちを持っています。きちんと自分を守らないと、自分だけではなくて自分の家族が悲しんだり、困ったりするからね」との答え。
実は4年生の中にも「お父さんが消防団員」という子が何人もいて、その一言が実感できていたようでした。

将来の消防団員が、この中から生まれてくれたら素敵ですね。

母島の様子!