今年はなんとなく例年より少し早い気がするのですが、アカポッポの愛称で知られている、アカガシラカラスバトが繫殖時期を向えています。このアカガシラカラスバト、国の天然記念物に指定され、生息数はわずか20羽ほどとも言われている大変貴重な鳥です。小笠原では、南島や石門の適正な利用ルールや、ホエールウォッチングの自主規制など、自然の保全と利用バランスを守るため幾つかルールを設けているのですが、父島の東平にあるアカガシラカラスバトサンクチュアリーでも繁殖期間である11月1日から3月31日までは入林禁止とする自主ルールが設定されています。入林禁止期間までまだ1週間以上ありますので、東平アカガシラカラスバトサンクチュアリーに入る際は、繫殖期間に入っていることを念頭におき、配慮しながらハイキングを楽しんでくださいね。そして、アカポッポには安心して元気な子供をたくさん育てて欲しいものです。