境浦名物の沈船「濱江丸」の姿が、年月とともに変わってきています。
昔はデッキの上の構造物までしっかりと残っていたのですが、今では海面上に船の大きさがわずかにわかる程の名残しかありません。
写真でもわかるとおり、外海まで見通せる位置にあるので、うねりが来る方角によっては相当波に洗われてきたはずです。それでも境浦に座礁してから60年以上、よくぞ耐えてきたものだと思います。
「戦争の傷跡」の一つと捉えられがちですが、今では「年老いた境浦の主」のような感じで、凪の日にはその姿に穏やかさすら感じます。
母島の様子!
「返還40周年事務局の独り言」
境浦沈船
2008年9月11日