東南海・南海地震の発生を想定して、防災訓練が行われました。
東南海・南海いずれの地震も周期性があり、東南海地震が21世紀の前半に再発する確立は、80~90%と言われています。また津波を引き起こす可能性が高く、1944年に発生した東南海地震では、三重・愛知・静岡などが津波によって大被害を受けました。
震源から遠く離れているとは言え、小笠原諸島も津波の襲来が予想されます。これらに基づき、訓練では大津波の発生を想定して、関係各機関と連携をとりながら防災体制の検証が行われました。
訓練には村民も参加し、各所に開設された避難所への移動訓練を行いました。小笠原高校に開設された避難所では、高校生が社会奉仕活動の一環として、作業に加わってくれました。災害発生時には、このようなボランティア活動が地域を守る大きな力になります。
定期的な訓練や日頃からの心構えが、「いざ」という時の役にたつことでしょう。このような機会には、できるだけ積極的に参加したいものです。
母島の様子!
返還40周年記念事業HP
防災訓練
2008年9月2日