おがさわら丸のお見送りは毎便盛大ですが、3月はまた違った風景が見られます。
小笠原村には父島に都立高校がありまして、3月初旬の卒業式を終えると、ほとんどの卒業生が進学や就職で内地に旅立ちます。
その旅立ちに在校生がエールを送るのが伝統となっています。
港のクジラのモニュメントの前では女子のチアリーディングによる送別式、その後見送船から男子がエールを!
このエールは秋の連合運動会の応援団が中心となっているようで、そこで使用する歴代応援団長の名が連ねられている龍神・雷神の大旗も船で立てて見送っています。風を受ける船ではとても大変なはずで、在校生や家族だけでなく、島中で見守ってきた子ども達ということもあり、みんな目頭が熱くなるのです。
今日もそんな出港風景が見られるのではないでしょうか。