近自然工法による遊歩道整備

先週末は母島に出張し、近自然工法による遊歩道の整備作業に参加してきました。父島で行なった時と同じく、ガイドさんや東京都のレンジャーの方々にもご参加いただきました。

 

20140218_0.jpg

 

風雨や踏圧などによる土壌流出・浸食を抑えながら、歩きやすくするためにどのように補修するか、北海道山岳整備の岡崎哲三氏による丁寧なレクチャーを受けながら、実際に作業に取り掛かりました。

 

20140218_00.jpg20140218_6.jpg

20140218_10.jpg20140218_9.jpg

 

写真でお伝えするのは、難しいのですが傾斜があり、滑りやすかった遊歩道に外来種の木と現場付近の石を使用して、段差処理を行うことができました。木段や石をあえて等間隔に配置せず、各所に踏み面を設置することにより様々な歩行者に対応できる遊歩道へと生まれ変わりました。自然にも溶け込んでいますね。(左:整備前、右:整備後)

 

20140218_7.jpg20140218_8.jpg

 

写真は、ほんの一例ですがこの他にもいろいろな場所で、その箇所に適したさまざまな整備を行いました。

約一ヶ月におよんだ遊歩道整備は、今週末を以って終了します。荷上げが大変だった日や雨に降られ、思うように作業が進まなかった日などもありました。岡崎さんをはじめ、父島および母島で整備作業にご参加いただいたすべての関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 

母島の様子!