日別アーカイブ: 2013年7月10日

硫黄3島クルーズ

7月4日から5日にかけて、年に一度の硫黄3島クルーズが行われました。その一部をご紹介します。
オリエンテーションを済ませ、19:00におがさわら丸は、父島を出港しました。普段乗りなれているおがさわら丸ですが夜の出港は、とても不思議な気持ちになります。

 

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船内では、解説員による海鳥に関する講演が行われ、硫黄3島でしか見ることのできない海鳥の話にバードウォッチャーの皆さんの期待が膨らみます。
6:00から7:30、南硫黄島周辺を航行。これまで人が定住した記録が無く、手つかずの自然が残された世界でも貴重な火山島です。

 

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時折、アカアシカツオドリが船首のマストにとまって休んでいる様子やその他の海鳥もデッキから観察することができました。

 

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9:00から10:00、硫黄島周辺を航行。先の大戦での激戦地となり、多くの尊い命が失われました。未だ一般住民の帰島が許されていません。参加者一同、デッキから黙祷と献花を行いました。

 

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12:10から13:10、北硫黄島周辺を航行。戦前は、2つの村があり、大正6年には人口が220名だったそうです。解説員の話では、井戸などの住居跡があるそうです。

 

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ちなみに今回のクルーズの航路は、下記のようになっています。(南硫黄島の表記が隠れていますが)

 

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そして、17:00頃に母島東側を通過し、父島に到着する頃には、きれいな夕陽を眺めることもできました。クルーズ中は、アカオネッタイチョウやクロアジサシなどの海鳥やアカボウクジラやマッコウクジラにも出会うことができ、大自然を堪能できた有意義なクルーズとなりました。

 

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