月別アーカイブ: 2012年2月

絶滅とされた希少鳥類の再発見

これまで世界に2例しか記録がなく、絶滅したと思われていたミズナギドリの仲間、ブライアンズ・シアーウォーターが小笠原諸島に生き残っていることが発見され、昨日はたくさんのニュースで取り上げていただいたようです。

 

絶滅を疑われていた鳥類の再発見は、国内では約60年前の伊豆諸島鳥島におけるアホウドリ以来のことで、生物多様性の保全上とても有意義なことです。

 

昨晩は、世界同日速報会が行われたようで、ハワイ(現地時間2月8日)で行われる太平洋海鳥会議でも発表された模様です。

まだ和名がないようですので、提案の「オガサワラヒメミズナギドリ」にぜひなっていただきたいです。

 

この鳥の主な生息域は小笠原諸島だと考えられ、営巣はまだ確認されてはいませんが、多数の海鳥が繁殖しているのと同環境で繁殖している可能性があるそうです。近縁の種に比べて体が小さく、尾羽が長いというのが形態的な特徴だそうです。

残念ながら画像はありませんので、参考までに近縁の種の画像としました。

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 【シロハラミズナギドリ】              【オナガミズナギドリ】

 

母島の様子!

ビジターセンターで「クジラ展」開催中

今月から、ビジターセンターでは「クジラ展 ザトウとイルカと小笠原」を開催しています。
ビジターセンターに行ってみると、展示室から何かが飛び出していました。

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近づいてみると、実物大のザトウクジラのパネルでした!展示室いっぱい・・・どころか、外に思いっきりはみ出していますがその大きさに圧倒されます。

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その他にも小笠原でよく見ることのできるハシナガイルカ・ミナミハンドウイルカに関する展示などがありました。

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この特別展以外にもビジターセンターでは、小笠原の自然を中心に歴史や文化を紹介した展示があります。ご来島の際は、ぜひお立ち寄りください。

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ドック後のおがさわら丸船内

先週、約2週間のドックを終えて入港したおがさわ丸ですが今回のドックでは、定期点検と併せて、船内の設備も一部変更されました。
Cデッキレストランの左舷窓側の4人テーブル席は、カウンター席と2人テーブル席に改装され、より多くの乗客の皆さんが利用できるようになりました。

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Bデッキ1等船室のサロンは、特2等船室(16席)に改装され、同じくBデッキ特2等船室の自動販売機コーナーは荷物を置くスペースに。

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また、Aデッキのカラオケルームは、救護室へと変更されました。

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この他にもチルドレンルームの玩具が一部新しくなるなど、乗客の皆さんへのお心遣いがうかがえましたSmile

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桜満開

今年も寒緋桜(カンヒザクラ)の季節となりました。こちらの木々はほぼ満開です。

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遠くに椰子の木が映り込む感じは、南の島ならではですね。

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今年は日本に厳寒をもたらすとされるラニーニャ現象が発生し、内地は本当に寒いようで、先日のドック明けおがさわら丸で下船されてきた方々は、口々に暖かいではなく「暑い!」と仰ってました。

 

お迎えする我々は、それでも「今日も寒いね。」と会話を交わしています。

 

 

母島の様子!

「小笠原諸島世界自然遺産登録記念シンポジウム」の開催について

小笠原の自然の価値や小笠原が抱える課題などに関しての理解を深め、小笠原諸島世界自然遺産の保全を図ることを目的として、下記のとおり、シンポジウムが開催されます。ご興味のある方は、どうぞ期限までにお申し込みください。

 

■日時

 平成24年2月20日(月)15時~18時 (開場14時30分)

 

■場所

 UDXシアター
 東京都千代田区外神田4-14-1 4階 (JR秋葉原駅徒歩2分)

 UDXシアター会場までのアクセス

 

■内容

 1 講演

   「自然環境の保全と世界遺産」  野口健(東京都レンジャー名誉隊長)

   「世界遺産登録の意義」      吉田正人(IUCN日本委員会会長・筑波大学准教授)

 2 パネルディスカッション

   「世界自然遺産とのつきあい方」

   ●コーディネーター

    可知直毅(首都大学東京小笠原研究委員会委員長)

   ●パネリスト

    大河内勇(小笠原諸島世界自然遺産地域科学委員会委員長・森林総合研究所)

    千葉聡(東北大学准教授)

    吉田正人(IUCN日本委員会会長・筑波大学准教授)

    永野姿子(クラブツーリズム(株)コミュニティ旅行センターグループリーダー)

    渋谷正昭(小笠原村産業観光課長)

    近藤豊(東京都環境局自然環境部自然公園担当課長)

    ※敬称略

        ※出演者・内容については、今後、変更になる可能性があります。

 

■参加定員 

 150名(抽選) 

 

■申込期限

 平成24年2月6日(月)まで必着

 

■申し込み方法

 郵便またはファックスにて、催し名「小笠原諸島世界自然遺産登録記念シンポジウム」、住所、氏名、電話番号をご記入のうえ、下記宛にお申し込みください。

 

■申し込み先

 小笠原シンポジウム事務局(株式会社プラップジャパン内)
 〒107-6033 東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル内郵便局 局留
 ファクス:03-4580-9139

 

■問い合わせ先

 東京都環境局自然環境部緑環境課

 TEL:03-5388-3454

 

詳しくはこちらもご覧ください。 

 

母島の様子!

 

クジラの陸上観察会

本日から、毎年恒例となっている「クジラの陸上観察会」が行われます。お時間のある方は、参加されてみてはいかがですか?


■場所:三日月山展望台(通称 ウェザーステーション)
■実施日:おがさわら丸入港日
■時間:午後4時~5時(約1時間)
■参加費:無料

 ※天候・海況不良や視界が悪い場合は実施致しません。

 

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