これまで世界に2例しか記録がなく、絶滅したと思われていたミズナギドリの仲間、ブライアンズ・シアーウォーターが小笠原諸島に生き残っていることが発見され、昨日はたくさんのニュースで取り上げていただいたようです。
絶滅を疑われていた鳥類の再発見は、国内では約60年前の伊豆諸島鳥島におけるアホウドリ以来のことで、生物多様性の保全上とても有意義なことです。
昨晩は、世界同日速報会が行われたようで、ハワイ(現地時間2月8日)で行われる太平洋海鳥会議でも発表された模様です。
まだ和名がないようですので、提案の「オガサワラヒメミズナギドリ」にぜひなっていただきたいです。
この鳥の主な生息域は小笠原諸島だと考えられ、営巣はまだ確認されてはいませんが、多数の海鳥が繁殖しているのと同環境で繁殖している可能性があるそうです。近縁の種に比べて体が小さく、尾羽が長いというのが形態的な特徴だそうです。
残念ながら画像はありませんので、参考までに近縁の種の画像としました。
【シロハラミズナギドリ】 【オナガミズナギドリ】