小笠原諸島に生息する固有で多様な生き物について、現地の協力のもと飼育・展示を行うとともに、その保全に取り組んできた都立動物園4園(恩寵上野動物園・多摩動物園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園)で、世界自然遺産登録に向けた応援キャンペーンを行うこととなりました。
■4園共通内容
小笠原諸島の概要紹介
位置・特徴・自然・生物・現状・世界遺産登録に向けた動きなど
■恩寵上野動物園
開催期間:平成23年6月21日(火)~7月18日(月・祝)
開催場所:西園 資料館1階ズーポケット
開催時間:10~15時
テーマ:「あかぽっぽの棲む森・小笠原」
上野動物園が中心となって取り組んでいる、「アカガシラカラスバト
(愛称:あかぽっぽ)」の生態や保全活動について紹介します。
■多摩動物公園
開催期間:平成23年6月23日(木)~7月19日(火)
開催場所:ウォッチングセンター内エントランス
テーマ:「小笠原展~オガサワラシジミと固有の昆虫たち」
多摩動物公園で取り組んでいる小さな蝶「オガサワラシジミ」の保全への取組と
固有の昆虫を紹介します。
■葛西臨海水族園
開催期間:平成23年6月16日(木)~8月31日(水)
開催場所:「東京の海」エリア 特設会場及び常設展示水槽の一部
テーマ:「小笠原展~海洋島とその海に暮らす生き物」
小笠原諸島の海とそこに暮らす特徴的な海洋生物であるレンテンヤッコや
タマカエルウオ、アカイセエビなどについて紹介します。
■井の頭自然文化園
開催期間:平成23年6月21日(火)~8月31日(水)
開催場所:本園 ヤマネコ舎まえケヤキのしたのちいさなおうち
テーマ:ちいさな企画展「希少野生動物の保全とイエネコ対策~小笠原と対馬を例に」
井の頭では小笠原諸島に暮らす動物は展示していませんが、小笠原諸島の
自然や動物を紹介するとともに、希少野生動物を保全していくうえで重要な
ノネコ(イエネコ)対策について紹介します。
ノネコの存在は意外にも希少野生動物の脅威となっており、その責任は
私たち人間にあるのです。ツシマヤマネコなどの希少野生動物を守るために、
同様にノネコ対策がとられている長崎県対馬での例もあわせて紹介します。