先日、今年度のノヤギ対策事業により駆除されたノヤギの供養が亜熱帯農業
センター内の「野山羊供養塔」にて行なわれました。
村のノヤギ対策事業は、農業被害を防止するために行われています。駆除の対象と
なっているノヤギは、農作物だけではなく、希少な小笠原の固有植物も食べてしまうため、
産業・環境の両面からヤギを増やさない対策が必要なのです。
今では厄介もの扱いされている父島のノヤギですが、元々は人間の手によって放された
ヤギが野生化したものです。
ですので、本来、悪いのはヤギではなく、私たち人間にその責任があるのです。
このようなことを繰り返さないためにも、安易に外来生物を持ち込んではいけないと
痛切に感じました。