困ったときの「緊急ボックス」

小笠原はすっかり真夏です。
数時間外にいると日焼けの具合も半端ないです。
汗も滝のように流れます。頭に巻いていたタオルが絞れるほどに(それは私だけ?)。

海に山に観光でいらした方!備えあれば憂いなしです。
日焼け止めは必須ですよ!
また水分補給もお忘れなく!集落から離れると飲料を買うことが出来る場所は非常に限られます。
海や山に行くときは、多めに飲料を持っていくのを忘れずに!

さて。
備えていたつもりでも、山の中や、集落から離れて携帯電話も通じないような場所で「水分なくなっちゃった!」「ケガした!」といった緊急事態はままあり得ますよね。

小笠原エコツーリズム協会では、そうしたアクシデントに対しての備えとして、利用者の多い歩道ルートなどの途中に「緊急ボックス」を備え付けています。

設置されているのは、
【父島】
(1)千尋岩(ハートロック)ルートと躑躅(つつじ)山ルートの分岐点(通称「切通し」地点)
(2)千尋岩ルート 衝立山山頂付近(通信建屋跡の前)
(3)ジョンビーチルートと高山ルートのジョンビーチ側分岐点
【母島】
(4)石門ルート分岐点(上の三叉路)
(5)乳房山山頂付近(剣先山方向に約200m寄った地点)
(6)南崎(海岸手前の休憩スペース手前)
(7)北港(休憩舎の中)
の7箇所です。
なお、(1)、(2)、(4)については、森林生態系保全地域の指定ルートになりますので、観光の方は入林許可を受けたガイドさんと一緒でなければ入れませんのでご注意を。

7月8日(水)に、ジョンビーチルートの緊急ボックスの点検作業に行ってきました。
この日も素晴らしい快晴&暑さ。
自分の飲み物+補充用の水など合わせて10kg弱の荷物を背負い、使命感に燃えて罰ゲームミッションに挑みます。

ジョンビーチルートの緊急ボックスは前述のとおり、ジョンビーチ側の高山分岐点付近にあります。

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ベンチの脇にこんな感じのボックスがあります。
モスグリーンのボディに「小笠原エコツー協議会」の白い文字が目印です。

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中はこんな感じ。

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入っているのは飲料水、ばんそうこうや三角巾などの救急用品、緊急用のブランケットやケガをした人を背負って搬送するためのハーネスなどです。

緊急時には、中に入っている注意書きをご一読のうえ、どうぞご利用ください。

ただし!
こちらの品々は、くどいようですが「緊急時に本当に困った人を助けるため」のものです。
緊急時以外の使用は、どうかご遠慮くださいね。
よろしくお願いします。

母島の様子!