父島は200㎥の装置を追加導入

父島では渇水が一段と厳しさを増し、4月19日現在、総貯水率が18%台まで低下しています。
(写真・4/17現在の時雨ダム 水位 0.7m [満水位 5.7m] )
4月17日時点(時雨ダム)
(写真・4/17現在の小曲ダム 水位 4.5m [満水位 7.7m] )
4月17日時点(小曲ダム)
村ではダムの原水確保のため、200㎥規模の海水淡水化装置を追加導入することを決定し、5月3日からの本格稼働に向け準備中です。
これにより、新しい装置と現在稼働中の装置を合わせ、一日320㎥の水量を確保できることになります。
(写真・現在稼働中の装置)
4月17日時点(海淡装置)
父島の農業用水の活用については、長谷ダムと旧小曲隧道から分水を受けておりましたが、農業用水の貯水量も厳しい状況となったので、分水は一旦停止することになりました。
農業従事者や関係者の皆様には、これまでご理解とご協力をいただき、改めて感謝を申し上げます。

母島では、先月から海水淡水化装置を導入し、一日約20㎥確保しています。
また、大沢水系の農業用水を分水していただき、一日約15㎥を確保しています。

ダム水位の低下に伴い、水質の悪化を懸念する声も聞かれますが、水道水質基準に則した検査を日々行っており、安全な水道水を供給しております。
現状では、皆様の節水協力と海水淡水化装置の導入により時間給水については実施しない方針です。皆様には大変ご不便をおかけしていますが、引き続き節水へのご協力をお願いします。